人生のいろんなことを学んでいる先輩がお勧めしていた「スカーフェイス」をみてみました。
お勧めされてみたので、普通に暮らしてたらタイトルを聞くこともなかったと思います。
このように、自分が全然興味ない世界のものを見てみるって、それだけでいい刺激になるみたいです。
あらすじ
見たことがない人もいると思うので、あらすじをchatGPTに聞いてみました。
舞台は1980年代のマイアミ。
主人公は、キューバからアメリカにやってきた移民・トニー・モンタナ。
貧しさの中からのし上がろうとする彼は、麻薬組織の世界に飛び込み、凶暴さと野心を武器にのし上がっていく。やがて巨大な麻薬帝国を築き上げるトニーだが、富・名声・力を手にしたその先に待っていたのは、破滅の道。
暴力と裏切りの連鎖の中で、彼は自分自身の“欲望”に飲み込まれていく──。
私が学んだこと、感想を書くにあたって、ネタバレは避けられないので、まだみたことなくてみてみたい人は先に見てください。
学びが深い理由、キャラ設定
これを勧めてくれた人、言ってもいいのかわからないので伏せておきますが、
キャラ設定の大切さとか、世界観の大切さを普段から伝えてくれる人で、この映画もその一環でお勧めしてくれたのです。
その予備知識があるからか、この映画のキャラ設定が本当にわかりやすい気がして、だからこそ深く味わえています。
AIの説明の下に、私の視点でそれぞれの役の性格を書いてみます。
🌟 主な登場人物
🧨トニー・モンタナ(Tony Montana)
- 演:アル・パチーノ(Al Pacino)
- 主人公。キューバからアメリカに亡命してきた野心的な男。
- 麻薬取引でのし上がり、冷酷で爆発的な性格とカリスマ性で帝国を築く。
- 名セリフ:「Say hello to my little friend!」
正直に生きる、家族を大切に思う気持ちが強い。女性子供は殺さない。「建前と本音」の概念が多分ない。自信家、疑い深い・・・けど騙される。
🌹エルヴィラ・ハンコック(Elvira Hancock)
- 演:ミシェル・ファイファー(Michelle Pfeiffer)
- トニーが惚れ込む女性で、のちに妻に。
- 当初はトニーのボスの愛人。
- 美しく冷めた性格で、ドラッグに溺れていく。
はっきりものを言わない。この人のことはよくわからない。私には、「贅沢できるならなんでもいい」ように見えた。自分が無い? 嫌なことを言われても反応しない。終盤は言ってたけど、それはトニーを見限ったからか? それか、苦境を味わって学んだ?
🧑🤝🧑マニー・リベラ(Manny Ribera)
- 演:スティーヴン・バウアー(Steven Bauer)
- トニーの親友で右腕。
- 陽気でスマート。トニーとは対照的に人懐こくて優しい面も。
- トニーの妹ジーナとの関係が、物語を大きく動かす。
普通にいい人に見えた。
👗ジーナ・モンタナ(Gina Montana)
- 演:メアリー・エリザベス・マストラントニオ
- トニーの妹。美しく自由奔放な性格。
- トニーは彼女を溺愛しすぎて、コントロールしようとする。
トニーと兄弟なんだな〜〜とわかる。愛する人が撃たれた時の対応は同じことしてる。
🐍フランク・ロペス(Frank Lopez)
- 演:ロバート・ロッジア(Robert Loggia)
- トニーが最初に仕える麻薬王。
- 野心を持ったトニーにとっては越えるべき存在。
よくいる紳士的な上司って感じ。どんな人かというと、「意見をはっきり言わない」「人と衝突するのを避ける」タイプ。自分の手は汚さない。
💼アレハンドロ・ソーサ(Alejandro Sosa)
- 演:ポール・シェナー(Paul Shenar)
- 南米の大物麻薬王。
- トニーと手を組むが、次第に関係が悪化する。
学び①:自己認識力が大切
キャラ設定が深いからこその学び。
それぞれの登場人物が、自分の視点で世界を見ていて、それが食い違ってる。
例えば、トニーはボスのフランクのことを「彼は(soft)やわだ」と思い込んでいる。
やわなのではなくて、そういう性格なのだと思う。
トニーが決定的に怒らせることを言っても、その場で反論しない。多分、反論しないことが賢いと思い込んでいる。そういう価値観、美学の元、自分をコントロールしているタイプの人。
トニーに問題があると思っても、それを自分で指摘することなく、自然と気付けるように仕向けている・・が、失敗してる。
トニーは多分少数派
私の感想だと、ボスのフランクは相当賢い。普通の相手だったら、彼のやり方で通用してる、が、トニーは変わってた。
本音と建前の区別がない。「優しい物言いだと、本当に優しいと思う」。だからボスを舐めてしまった。
そこでつけあがると、ボスの限界を超えてガツンと怒られるところだけど、ボスのフランクがあんな性格なのでその衝突は起きなかった。
トニーはそのまま調子に乗り、分不相応の夢を描き、叶えてしまう。
トニーの自己認識力の低さは、他のシーンでも感じていて、実家のお母さんに会いにいくときにイカツイ格好していた。母にはどんな手段で成り上がったのかバレバレ、だけどバレないと思ってる。
あと、自己認識力のおまけ。イケメンで、トニーの右腕、「マニー」は、初めて来たマイアミで、女性を口説くには「舌をだしてベロベロー」ってしたらこの国ではモテるんだ!と思い込んでいて、実際にやってビンタされてる。
学び②:ケチはいかん
大金を手に入れたトニーは、まず派手な家を建てて、豪快に使う。
その後、銀行の手数料が上がったり、取引関係の出費がかさむのをすごく嫌がり、ずっとお金を数えていた。
その割に、家の警備にはお金をかけていた。
「必要だ」と思わされたものには、消費して、人間関係に投資できていなかった。という印象。
心配してもキリがない。
欲望にもキリがない。
その辺の教訓を文章化して守っていたのが、フランク。
おわりに
思い出したところまで書きました。
他にも気づきがあった気がするので、また書き足します。
映画で見ると外からの視点になるのでわかりやすいですが、現実の世界だと「自己認識力」の課題、私もたくさんあります。
私が学んでいる、リカレントビジネスカレッジでは大人の非認知能力を高めるプログラムをやっています。
その中で一番高めるといいと言われているのが「自己認識力」自己認識力を高めれば、他の非認知能力も芋づる式に上がっていきます。
こうして、見たことないジャンルの映画を見ることも、自分の思い込みに気付ける方法ですね。
スカーフェイス、怖かったけど、学びが多くてためになりました!今後、他の映画の学びも書いていきます!!
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